プライドと偏見
今日ご紹介したいのは映画。
ジェーン・オースティンの恋愛小説の金字塔「高慢と偏見」が原作のラブロマンス映画。
プライドと偏見(2005)
舞台は18世紀末から19世紀初頭イギリスの田舎町。
女性の幸せは結婚が全て。
女の子たちが働ける職業はほとんどなく、刺繍をしたり、読書をしたりと優雅な生活。
結婚しないと女性は財産を相続できないので、お母さんは滑稽に思えるほど必死に結婚相手を探しているのです。
おおよそ現代に生きるわたしたちにはちょっと理解しにくい生活かも…。
主人公はエリザベス・ベネット。
ベネット家の5姉妹の次女で、容姿は平均的ということになっていますが美人で知性があり、はっきり自分の意見を言うことのできる女性。
ちょっぴり勝気。
現代人には親しみの持てる性格かと思われます。
パイレーツオブカリビアンのエリザベス役でお馴染みのキーラ・ナイトレイが演じてます。
彼女の知性溢れる顔立ちが、まさにエリザベスにぴったりと思ってしまいました。
もう1人の主人公は、ベネット家の近所に越してきた独身の富豪ビングリー…ではなく、その親友ダーシー。
彼も独身の富豪なのですが、無愛想で最初はエリザベスのことを見下した物言いをしていて、いけすかない野郎かと思われがち。
本当は不器用で誤解されやすいだけのとっても誠実な男性。
ちなみに、映画で呼ばれていないと思いますが、フィッツウィリアム・ダーシーという名前です。
こちらはマシュー・マクファディンが演じています。
私はあまり、馴染みがなかったので調べて見たところ「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011)」のアトス役の俳優さんでした。
ほかにも、お節介でヒステリックだけどどこか憎めないお母さん、寡黙だけれど娘達思いなお父さん、癖ありすぎな牧師のいとこなど、濃ゆい登場人物ばかり。
全員紹介したいですが、それはいつか書くネタバレあらすじの方で書きたいと思います。
タイトルのプライドと偏見はダーシーのことを言っているのかな?と思っていましたがが、きっと2人のことなのでしょう。
惹かれあっているはずなのに、お互いのプライドと偏見と周囲が邪魔をして実にもどかしい!
ラブロマンスだと、途中でだれて休憩したくなるものが多いのですが、この先この2人どうなるの-!?と一気に見てしまいました。
まるで少女漫画でも読んだあとのような後味がたまらない1本です。
原作「高慢と偏見」はその人気ゆえにパロディ…?オマージュ…?映画も多数あります。
それらの作品をより楽しむためにも正統派を一度見ておくといいかなと。
ちなみに、コリン・ファースがダーシーを演じる正統派ドラマ化版もありますよ!